リップスライム現在と脱退劇の真相|3人体制の今と不仲の深層

目次
リップスライム現在と脱退劇の真相|3人体制の今と不仲の深層
リップスライム現在と脱退劇の真相|3人体制の今と不仲の深層
@ creator • Click to Play Video Inline
🎵 リップスライム現在と脱退劇の真相|3人体制の今と不仲の深層

2000年代の日本のヒップホップシーンをお茶の間へ押し広げ、夏を彩るサマーアンセムを次々と生み出したRIP SLYME(リップスライム)。4MC+1DJという唯一無二のスタイルでミリオンセラーを記録したモンスターグループでしたが、突然の活動休止、主要メンバーの離脱、そしてSNS上で泥沼化した確執の表面化によって、一時はグループ存続そのものが絶望視されていました。

激震の脱退劇から歳月が流れた現在、グループはRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人体制で本格的に再始動を果たし、フェスやライブツアーなど精力的な音楽活動を継続しています。一方で、脱退したPESやSUは今どこで何をしているのか、ネット上で物議を醸した「いじめ疑惑」や「不仲の理由」の裏にはどのようなグループ力学が存在していたのか。報道各社の取材記録、メンバー自身の肉声手記、公式声明を徹底的に再構成し、リップスライムメンバーの現在地と組織崩壊の真相を紐解きます。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:2017年のSUの不倫騒動を契機に活動休止へ突入したが、その水面下でPESはすでに精神的孤立を理由に脱退していた。
  • 要点2:PESによるSNS告白で「いじめ・嫌がらせ疑惑」が表面化し、残る3人が公式謝罪動画を公開する異例の事態に発展した。
  • 要点3:現在はRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人で完全再始動し、SUとPESはそれぞれの道でソロ活動を継続している。

リップスライムを揺るがした活動休止の経緯と脱退劇のタイムライン

グループの歯車が急速に狂い始めたのは2017年4月でした。メンバーのSUに関する女性問題が週刊誌によってスクープされ、出演予定だった大型野外フェスへの出演見合わせが相次いで発表されます。当時、クリーンでスタイリッシュなパーティーラップを売りにしていたグループにとって、この報道によるスポンサー各社への影響は計り知れない打撃となりました。

その後、事態は沈静化するどころかグループの機能不全を招き、2018年10月には突如としてオフィシャルサイトが閉鎖。「グループ活動休止」という事実上の活動停止状態に突入しました。この際、SUは自身のSNSで「全ての責任は私にあります」と投稿し、グループの空中分解はSUの単独責任であるかのようにファンには受け止められていました。

しかし、水面下の現実はまったく異なる展開を辿っていました。沈黙を破ったのは、メロディアスなフックと卓越したソングライティングでグループの音楽的支柱を担っていたPESでした。2021年10月、PESは自身の公式サイトおよびSNSを通じ、「2017年9月にすでにグループを脱退していた」という驚くべき事実を公表したのです。

公にはSUのスキャンダルによる活動休止と見せかけられていた約4年間、実は中核メンバーであったPESがとっくに離脱していたという事実は、長年信じて待っていたファンに凄まじい衝撃を与えました。なぜ脱退の事実は長年隠蔽され、どのような経緯で修復不可能な亀裂へと至ったのか、真相の解明を求める声がネット上を埋め尽くすこととなりました。

当時のメディア報道・掲載写真
【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:ORICON NEWS)

PES脱退の真相といじめ・不仲疑惑|告白された「確執」の深層

PESが脱退を公表した直接の引き金は、2021年秋に残されたメンバー(RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYA)が突如として配信したインスタライブでした。配信内でメンバーがPESの名前を挙げ、あたかも「PESさえ戻ってくればいつでも5人で再始動できる」かのようなニュアンスを口にしたことに対し、PESが激しい憤りとともに反論の声明を発表したのです。

PESはTwitter(現X)や公式コメントにおいて、「2017年の段階で脱退したい旨を伝え、何度も話し合いを求めたが相手にされなかった」「知人を通じて嫌がらせを受けたり、精神的に追い詰められていた」と告白。さらに、ファンからの「また5人で歌ってほしい」というコメントに対して「彼らと仕事をする気は一切ありません」「精神的に耐えられない」と断言したことで、グループ内部で深刻ないじめやパワハラが存在していたのではないかという疑惑が一気に噴出しました。

この告発を受け、2021年11月にRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人はYouTubeの公式チャンネルにスーツ姿で登場し、謝罪動画を公開しました。動画内でRYO-Zは「PESに対して配慮が足りなかった」「苦しい思いをさせてしまったことは事実」と頭を下げ、PESが精神的な孤立感を深めていた事実を公式に認めました。

取材関係者や音楽業界の証言を統合すると、この確執の根本には「楽曲制作のプレッシャーの偏り」と「古くからの友人関係が招いた甘え」が存在していました。グループの代表曲の多くでフック(サビ)のメロディや構成を担っていたPESに対し、ビジネスやステージの現場で生じた意見の食い違いが解消されないまま放置され、結果として「クリエイティブの要である1人」対「他のメンバー」という構造的な分断が生じていたのです。

【実態検証】メンバーの現在と年齢プロフィール一覧|脱退した2人の現在地

かつて青春を共にした5人は、現在どのような立場で、どのような人生のステージを歩んでいるのでしょうか。年齢や現在の公的な活動状況を客観的に比較・検証します。

メンバー名(本名)現在の年齢・役割現在の所属・活動状況編集部の見解・グループとの関係
RYO-Z(成田亮治)51歳(リーダー・MC)RIP SLYME(3人体制の中心)、ソロラジオパーソナリティ、イベントMCスポークスパーソンとしてグループを牽引。謝罪を経て再始動の屋台骨を担う。
ILMARI(荻原恵介)50歳(MC)RIP SLYME、別バンド「The Beatmoss」等、アパレル・ライフスタイル発信私生活ではモデルの蛯原友里氏と円満。独自の美意識をグループの世界観に還元。
DJ FUMIYA(竹内文也)47歳(DJ・トラックメイカー)RIP SLYME、外部アーティスト楽曲プロデュース、クラブDJグループのサウンドプロデュースを一手に担い、現在も楽曲制作の絶対的司令塔。
PES(千葉駿平)49歳(元MC・ソングライター)ソロアーティスト、楽曲提供、自主レーベル運営、サーフカルチャー活動グループへの復帰意志は完全にゼロ。独立したアーティストとして確固たる世界観を確立。
SU(大塚一人)52歳(元MC)DJ活動、シルバーアクセサリー製作、舞台客演、YouTube等メディア出演謹慎期間を経てマイペースに活動再開。現3人組メンバーとは一定の私的交流が残る。

脱退したSUの現在地は、表舞台の派手な音楽ビジネスとは一線を画したものです。騒動後は一時期、肉体労働や知人の会社の手伝いなど裏方仕事に専念していましたが、近年は「DJ SU」としてのイベント出演や、ライフワークであるジュエリー製作など、個人のクリエイティビティを活かしたスローペースな表現活動を行っています。メンバー3人との関係についても、謝罪動画の前後から個人的な連絡は取れる関係へと軟化していることが伝えられています。

一方、PESは自身の制作会社・レーベルを主軸に、ソロシンガーやプロデューサーとして活動。サーフィンをはじめとする海辺のライフスタイルに軸足を置き、ポップミュージックの喧騒から離れたオーガニックな音楽表現を追求しています。「RIP SLYMEの楽曲は自分の子供のようなもの」と語りつつも、過去のグループ関係者とのビジネス的接触は完全に遮断しており、自立したアーティストとしての誇りを保ち続けています。

活動歴および当時の関連ビジュアル記録
【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:lookaside.fbsbx.com)

一般に知られていない盲点とネットの誤解

ネット上のまとめ記事やSNSの書き込みでは、「SUの不倫がすべての原因であり、PESはいじめられて追い出された」という極端な二項対立で語られがちです。しかし、関係各所の綿密な記録を辿ると、そこには世間一般が誤認しているいくつかの決定的な盲点が存在します。

誤解1:SUの不倫騒動がPES脱退の直接的原因であるという説

時系列を照らし合わせると、SUの週刊誌報道が出たのは2017年春。PESがグループに脱退の意思を突きつけたのはそれより前の制作段階からであり、最終的な脱退受理は2017年9月でした。つまり、不倫騒動は「グループがPESとの関係修復に向き合えなくなる決定打」にはなりましたが、PES自身の脱退理由はそれ以前から蓄積していた創作上の孤立と精神的負担でした。スキャンダルは崩壊のトリガーであって、火種そのものではなかったのです。

誤解2:PESと残るメンバーは最初から敵対関係だったという説

PESとRYO-Z、ILMARIらは、10代半ばからスケートボードやヒップホップを通じて出会った、いわば「地元の幼馴染・遊び仲間」です。最初から悪意を持って特定メンバーを排除しようとしたわけではなく、アマチュアからメジャーの頂点へと駆け上がる中で、「対等な友人関係」から「利害関係の絡むビジネス共同体」へと変化する過程で生じた歪みを、誰も言語化して修正できなかったというのが組織論的な真実です。

3人体制での再始動とファンの評価|名曲の輝きとライブ現場のリアル

2022年4月、RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAは配信シングル「Humanity」をリリースし、リップスライムとしての活動を正式に再開しました。その後もコラボレーション楽曲の連続リリースや全国Zeppツアーの敢行、大型野外フェスへの復帰など、歩みを止めることなく前進を続けています。

現場のライブステージを観測すると、往年の名曲群において極めて興味深い演出が取られていることが分かります。「One」「楽園ベイベー」「熱帯夜」「黄昏サラウンド」「JOINT」といった日本のポップ史に残る代表曲を披露する際、脱退したPESやSUのヴァース(パート)を無理に3人で穴埋めして歌い直すのではなく、トラックのグルーヴを大胆にリアレンジし、あえてオリジナルの空白を感じさせながら現在の3人の声と言葉で再構築するアプローチが取られています。

このステージングに対し、長年のファンの反応は二分されました。「あのPESのメロディアスな高音と、SUの低音色気ボイスがあってこそのリップスライム。やはり欠落感は拭えない」という声があるのは事実です。しかし同時に、「青春の象徴だった楽曲を、形を変えてでも生で鳴らし続けてくれることに感謝したい」「3人の覚悟とDJ FUMIYAのトラックの進化が胸に刺さる」というポジティブな評価が現場では多数を占めています。

公の場での発言・インタビュー報道記録
【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:prod-v2-assets.wmg.jp)

【プロの結論】クリエイティブ集団の破綻から学ぶ「心理的安全性の教訓」

リップスライムの脱退劇と再始動のプロセスは、単なる芸能界のスキャンダルに留まらず、社会学や組織心理学における「同質的コミュニティの崩壊モデル」として極めて示唆に富む教訓を含んでいます。

日本の若者文化から生まれたグループの多くは、「仲良しグループのノリ」をエンジンにしてブレイクします。しかし、年商数億円規模のプロジェクトへと膨らんだ際、初期のノリのままでは「誰がどれだけの負荷を背負っているか」を客観的に評価することができなくなります。特にPESのような職人気質のクリエイターが抱える孤独や過重労働は、「友達だから分かってくれているはずだ」という無言の同調圧力によって不可視化され、最終的に致命的な絶縁へと至るのです。

組織における「心理的安全性(Psychological Safety)」とは、単に仲良くすることではなく、ネガティブな感情や理不尽さを公式の場で表明できる状態を指します。もし2010年代の段階で、彼らの間に利害関係を調整する第三者のマネジメントや、個人の心の境界線(バウンダリー)を守る仕組みが存在していれば、あのような痛烈なSNS告発という形での決裂は回避できた可能性があります。

💡 今のリップスライムと向き合うための判断基準
  • 現在の3人体制を心から楽しめる人:過去の完全再現ではなく、酸いも甘いも噛み分けた大人たちが、変化を受け入れて鳴らす「現在のヒップホップ」としてステージを楽しめるファン。
  • 距離を置いた方が心が穏やかでいられる人:「5人で肩を組んでいた黄金期の空気感」こそがリップスライムの全てであり、PESの不在や過去の確執を思い出すたびに心が痛んでしまうファン。無理に現状を追わず、当時の音源を大切に聴き続ける選択もまた誠実な愛し方です。

【リップスライムメンバー】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:PESが将来的にリップスライムへ電撃復帰する可能性はありますか?
A1:現時点および将来的な復帰の可能性は極めてゼロに近いと考えられます。PES自身が公の声明で「彼らと仕事をする気はない」と明言しており、独立したレーベルでの表現活動が完全に確立されているためです。ビジネス的な再結成ビジネスに乗る動機がPES側には存在しません。

Q2:SUが現在の3人体制にゲスト参加したり合流する計画はありますか?
A2:公式メンバーとしての復帰予定は発表されていません。ただし、RYO-Zら現メンバーとの個人的な交流は部分的に回復しており、PESと比較すると感情的な対立は少ないため、将来的な単発イベントでの客演やサプライズ登場の余地は完全には否定されていません。

Q3:過去の代表曲の著作権や印税関係でメンバー間の法的な争いは起きていませんか?
A3:著作権や原盤権はレーベルおよび出版管理会社(JASRAC等)を通じて法的に厳格に管理されており、過去の楽曲の作詞・作曲クレジットに応じた分配が適正に行われています。感情的な確執と法的な権利処理は明確に区別されており、法廷闘争などの泥沼劇には発展していません。

まとめ:変化を受け入れたリップスライムの未来と歩み

RIP SLYMEが辿ってきた道のりは、青春の栄光と、大人になる過程で直面する人間関係の過酷な現実が凝縮されたドラマそのものです。5人が揃った無邪気な夏は二度と戻らないかもしれませんが、傷を負いながらも看板を背負い続けるRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの覚悟と、自らの尊厳を守るために別の道を選んだPES、そして贖罪を経て自らの表現を模索するSUの姿は、それぞれにリアルな生き様を示しています。

失われたピースを嘆くのではなく、それぞれの現在地を尊重すること。形を変えながらも日本の音楽史に刻まれた名曲たちは色褪せることなく、今の彼らが鳴らすビートとともに、新しい世代へと受け継がれていくはずです。 (出典: リップスライムメンバー(Yahoo!ニュース)

リップスライムメンバー
リップスライムメンバー
リップスライムメンバー